開催趣旨
当機構は、各地域の組込み・IoT産業の抱える課題の共有や情報発信、共創のきっかけづくりの場として、第12回全国組込み産業フォーラムをデジタル人材育成を始めAI/IoTの活用およびDX推進に積極的に取り組まれている愛知県にて、車載組込みシステムフォーラム(ASIF)様との共同主催で開催し、地域・業種の垣根を越えた新たな共創の創出をめざします。
開催概要
テーマ | 先進技術を活用したスマートモビリティの最前線 ~未来のモビリティ社会~ |
開催日程 |
2023 年 10 月 27 日(金) 10:00~17:00 (昼休憩 11:50~13:30) |
開催形態 | ハイブリッド開催(Zoom ウェビナー) |
会場 | ウインクあいち 12階 1203号室 (愛知県名古屋市中村区名駅4丁目4-38) |
参加費 | 無料 |
定員 |
セミナー:会場(80名) オンライン(200名) ・会場参加のお申込み締切り:10月20日(金)(申込先着順で定員になり次第、締め切らせていただきます。) |
開催体制 |
主催:組込みシステム産業振興機構(ESIP)、車載組込みシステムフォーラム(ASIF)
共催:(公社)関西経済連合会、(国研)産業技術総合研究所 後援:経済産業省 中部経済産業局、近畿経済産業局、(独)情報処理推進機構、名古屋大学 未来社会創造機構 モビリティ社会研究所 |
その他 | フォーラム終了後、有料の意見交換会(定員60名)を開催します。「会場参加お申込みはこちらへ」から、お申込みをお願いします。 |
開会挨拶
10:00 ~ 10:05
組込みシステム産業振興機構 副理事長(ダイキン工業 常務専任役員) 稲塚 徹
10:05 ~ 10:10
経済産業省 中部経済産業局 地域経済部 参事官 後藤 美裕 氏
基調講演
10:10~10:50
「自動車関連産業を取り巻く環境変化と新たなモビリティ産業の創出に向けた取組」
経済産業省 製造産業局 自動車課 課長補佐 秋元 裕太 氏
(略歴)
2018 年 経済産業省に入省。資源エネルギー庁新エネルギー課、経済産業政策局産業人材課を経て、2022 年7 月より現職。
(概要)
いわゆる「CASE 」と言われる百年に一度の技術変革の中で、自動車産業は大きく産業構造の転換を求められている。
他方で、先進的な技術やサービスの社会実装を通じ、モータリゼーションや少子高齢化に伴い進行してきた社会課題の解決も期待されている。
本講演では、そうした将来のモビリティ社会像の展望や、それに向けた 自動運転・MaaS・データ連携分野での経済産業省の取組を紹介する。
地域団体講演
10:50 ~ 11:50
各地域の団体より事業を紹介いただくとともに、最新の事例や取り組みについて共有させていただきます。
各団体の一覧および講演者は、本ページ末尾の地域団体一覧をご参照ください。地域団体一覧はこちらをクリック
後援団体講演
13:30 ~ 13:45
「未来の社会を支えるデジタル基盤の整備」
情報処理推進機構 デジタル基盤センター長 平本 健二 氏
(略歴)
大手SIerからコンサルティング会社、経済産業省、デジタル庁等を経て現職。デジタル庁で政府のデータ戦略の責任者を務め、戦略から環境整備、サービス実現、国際調整等を推進。2023年4月から、データ環境だけでなく、ソフトウェア・エンジニアリング、デジタル・トランスフォーメーション、人材育成等も加えたデジタル社会の基盤を、総合的かつグローバルな視点で推進。デジタル庁を併任するとともに東京大学非常勤講師を兼務。
(概要)
建物を作るためには都市計画や都市インフラが必要になります。同じように、デジタルサービスを作るにはデジタル空間全体の計画やデジタルインフラが必要になります。デジタルツインの実現やAIの活用、DXの推進にはこのような基盤整備が必要になります。本講演は、IPAにおけるデジタル基盤への取り組みについて紹介いたします。
共催団体講演
13:45 ~ 14:00
「社会課題解決に貢献するイノベーションの創出を目指して ~ 産総研の概要・近況 ~」
産業技術総合研究所 関西センター 所長 辰巳 国昭 氏
(略歴)
1962年大阪府生まれ。1988年に工業技術院 大阪工業技術試験所(現 産総研)入所後、電池機能材料の研究に従事。2000年 博士(工学)。2000年から2年間工業技術院、資源エネルギー庁に出向。2014年から3年間パナソニック(株)を経て、2017年に産総研イノベーション推進本部上席IC、2020年に副本部長、2021年に関西センター所長。
(概要)
産総研では、「世界に先駆けた社会課題の解決と経済成長・産業競争力の強化に貢献するイノベーションの創出」をミッションとして取り組んでおります。特に、第5期中期の経営方針ではイノベーションの創出である社会実装に力点を置き、社会実装本部を設置し、企業連携とスタートアップ創出の強化を進めております。
本報告では、産総研の概要・近況、成果について、ICT/IoT分野にフォーカスを当てつつご紹介いたします。
次年度挨拶
14:00 ~ 14:10
次年度の開催地として予定している大阪府を代表しまして、関西経済連合会 鍵田 智也 氏よりご講演いただきます。
セミナー①
14:30 ~ 15:10
「モビリティサービスを産み育てるために」
モビリティジャーナリスト 楠田 悦子 氏
(略歴)
心豊かな暮らしと社会のための、移動手段・サービスの高度化・多様化と環境について考える活動を行っている。自動車新聞社モビリティビジネス専門誌『LIGARE』初代編集長を経て、2013年に独立。国土交通省の「自転車の活用推進に向けた有識者会議」、「交通政策審議会交通体系分科会第15回地域公共交通部会」、「MaaS関連データ検討会」、SIP第2期自動運転(システムとサービスの拡張)ピアレビュー委員会などの委員を歴任。共著に最新 図解で早わかり MaaSがまるごとわかる本 、編著に「「移動貧困社会」からの脱却: 免許返納問題で生まれる新たなモビリティ・マーケット」(時事通信社)
(概要)
先進技術を活用したスマートモビリティが国内外で試行錯誤されています。しかし、国内では実証実験で終わるケースも珍しくありません。モビリティサービスを産み育てるためにどうすれば良いのでしょうか。自動車業界、公共交通、新しいプレイヤーから見たモビリティサービスなどを改めて整理したり、国内外の動向、特徴、日本のこれまでの事例について考えます。
セミナー②
15:10 ~ 15:40
「住民のQOL(生活の質)向上に貢献する地域のためのデマンド交通」
株式会社アイシン CSSカンパニー ビジネスプロモーション部 村井 亜耶 氏
(略歴)
2008年 アイシン・エィ・ダブリュ株式会社(現株式会社アイシン)入社
2021年 ビジネスプロモーション部でチョイソコ事業展開に従事
(概要)
アイシンは、全国56自治体で、外出をサポートするAIオンデマンド交通として”チョイソコ”を展開している。単なる運行システムの提供にとどまらず、外出を促す”コトづくり”を通じた”地域の活性化”を目指し、自治体、地域の事業者、そして住民の皆さんと”チョイと ソコまで ごいっしょに”を推進している。本講演では、”人”を中心にし、個々のニーズに合わせた”コトづくり”の取り組みについて報告する。
セミナー③
15:50 ~ 16:20
「Osaka Metroにおける自動運転バスの社会実装に向けた取り組み」
大阪市高速電気軌道株式会社 交通事業本部 技術戦略部部長 柿本 恭志 氏
(略歴)
2002年大阪市に入庁。2018年大阪市高速電気軌道株式会社に転籍後、2023年4月より現職。
(概要)
大都市大阪を支えるインフラ企業として「交通を核にした生活まちづくり企業」の具現化のため、安全・安心を進化させ続けるとともに、大阪ならではの「世界に類のない都市型MaaSの実現」に向けた取り組みを鉄道事業とバス事業を中心にOsaka Metro Groupとして進めている。この取り組みの一つである自動運転バスの社会実装に向けてこれまで実施してきた実証実験と今後の取組みについて紹介する。
セミナー④
16:20 ~ 16:50
「OSAKAファストパス ~データ連携による交通整流化を通じて実現したい世界観~」
西日本電信電話株式会社 ビジネス営業本部 エンタープライズビジネス営業部
地域プロデュース担当 山田 裕基 氏
(略歴)
大阪公立大学大学院卒業後、NTT西日本へ入社。入社後は、先端技術を活用したネットワーク検討や、シンガポール現地法人でのインバウンドビジネス検討を実施。その後、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会に出向し、大会時はメディアプレスセンターの会場技術責任者として、大会の円滑な運営に貢献。オリンピック終了後はNTT西日本に帰任し、大阪スーパシティ・大阪IR検討の責任者としてプロジェクトを牽引中。
(概要)
大阪スーパーシティの一つとして、データ連携によるリアルタイムシミュレーションをベースとした高度なMaaSサービスを通じ、観光需給の最適化を実現するOSAKAファストパスサービスが提案されています。NTT西日本は中央省庁や大阪府市、様々な民間企業の皆様と本サービスの実装や、その先のデータ駆動型社会の実現に向けた検討を進めており、今回、本検討を通じて得られた知見や課題感についてご紹介させて頂きます。
閉会挨拶
16:50 ~ 17:00
車載組込みシステムフォーラム(ASIF) 会長 高田 広章
地域団体一覧
地域 | 団体名と活動概要 | 講演者 |
東北 |
一般社団法人 DX NEXT TOHOKU
「人口が減っても豊かで幸せな社会を創造し次世代へ繋げる」をミッションにDXで東北の地域課題を解決します。 一般社団法人DX NEXT TOHOKUは、東北に由来のあるデジタル企業が集結し、2021年に創立した非営利団体組織として、DX相談窓口や人材育成等サービスを提供しています。 |
淡路 義和氏 |
関東 |
日本ロボットシステムインテグレータ協会
日本ロボットシステムインテグレータ協会はロボットシステムを構築する企業からなる業界団体です。現在300社が加盟しています。業界ネットワークの構築、事業基盤の強化、人材育成を行っています。また、ロボットアイデア甲子園の開催など若年者への認知度向上にも力を入れています。 |
長坂 学 氏 |
中部 |
車載組込みシステムフォーラム(ASIF)
車載組込みソフトウェア産業の発展を目的として、海外・国内のソフトウェアに関わる標準仕様の調査および最新技術の習得、自動車制御技術・他業界技術の習得等を通した若手人材育成、各種セミナーの開催を実施しています。 |
乾 正樹 氏 |
中国 |
つやま産業支援センター
岡山県津山市役所の外郭団体となります つやま産業支援センターは、地域産業の付加価値創造及び魅力的な雇用の創出に取り組むプロフェッショナル集団です。市職員と民間人材がもつ強みを十分発揮しながら、日頃から積極的な企業訪問をベースに、関係機関と連携した支援活動を行っております。 |
小林 真也 氏 |
九州 |
一般社団法人 EMoBIA
一般社団法人EMoBIAは、地域公共交通を始めとするモビリティサービスを対象に、最先端ITS・MaaS等活用したビジネスモデルの研究及び事業開発等を推進し、最適なモビリティ社会システムを実践して行く団体です。次世代モビリティサービス構築、会員企業間の協調・共創による新領域事業への展開を目指しています。 |
浦 正勝 氏 |
関西 |
組込みシステム産業振興機構
|
春日 正博 |
お問合せ
組込みシステム産業振興機構 企画広報 橋本、井原
Mail : ;
TEL : 072-751-9951