開催趣旨

 新型コロナの感染拡大は世界中に脅威を与え、リーマン・ショック以上に経済活動を凍らせ未曽有の景気の落ち込みをもたらし、そのインパクトが社会構造の変革と新たなビジネスを創出している。産業分野から各種サービス分野まで人間と共生するロボットもその一つであり、“WITHコロナ”の世界における生産現場での感染防止のための人間同士の接触抑制や、わが国における高齢化社会の進展に伴う労働生産人口減少の影響により従来の人手不足の解消に向けた省人化・自動化への対応がますます求められている。
 本セミナーでは、製造業を軸として、すべての産業における労働生産性向上、技能の継承・高度化に寄与する上で重要な課題となるサイバーフィジカルシステムの構築に向けて鍵となる、人と協調するAI、ロボット、センサ等を融合した技術およびその利用に関する最新動向や将来展望を紹介する。



開催概要

テーマ 人と協調するAIやロボット技術の融合によるサイバーフィジカルシステムの将来像
日程 2022 年 2 月 21 日(月)15:00 ~ 17:30
対象 AI、ロボット、センサ等を融合した技術およびその利用に興味のある方
開催方式 オンライン開催(zoomウェビナーにて配信)
※新型コロナウイルスの感染拡大状況によりオンラインのみに変更させていただきます。ご了承ください。
申込について お申込みはこちら
<申し込み締め切り>
 (1)会場参加:2/11(金)17:00 ※抽選結果お知らせ: 2/15(火)
 (2)オンライン参加:2/21(月)12:00
開催体制 主催:組込みシステム産業振興機構(ESIP)
共催:(国研)産業技術総合研究所
   (公社)関西経済連合会

スケジュール

15:00

15:05
[開会挨拶]
  組込みシステム産業振興機構
15:05

15:45
[基調講演]
「シミュレーションとAI・ロボティクスを活用した人・機械協調の取り組み」
  産業技術総合研究所 インダストリアルCPS研究センター
   オートメーション研究チーム長  堂前 幸康 氏
  
少子高齢化により労働生産人口の減少トレンドが持続する中、AIやロボット技術によりどのような対応をとっていくべきか。本講演では、人と機械が協調するためのサイバーフィジカルシステムの萌芽的取り組みと、基盤となるAI・ロボティクスのシミュレーション技術を紹介するとともに、社会問題へのアプローチ、実証事例を示す。
堂前 幸康 氏
15:45

16:25
[講演①]
「ダイキン工業におけるDXに向けた取り組み」
  ダイキン工業株式会社 テクノロジー・イノベーションセンター
  副センター⾧(IoT・AI担当) 都島 良久 氏

空気価値やソリューション事業をはじめ、多様化するニーズに適したサービスや価値提供、モノづくりにおける業務改革・効率化などあらゆる企業活動においてデジタル技術の活用は不可欠になってきています。当社におけるデータ活用テーマ事例、それに担う実行人材の育成、推進アプローチなど当社のDX推進に向けた取り組みを紹介します。
都島 良久氏
16:25

16:35
休憩
16:35

17:15
[講演②]
「モノづくり分野における人を中心としたロボットとの協働・協調化と今後の展望」
  トヨタ自動車株式会社 モノづくりエンジニアリング部
  要素技術開発室 主幹 吹田 和嗣 氏

協働ロボットが多くのモノづくり分野で活用されるようになった。 一方で、ワークや治具などの挟まれリスク対策の課題が多く、今後のより実用的な安全、安心の確保、助けあえる手段としての研究・開発が望まれる。本報では自動車製造ラインの協働化事例、サイバーフィジカルシステムを活用した人の身体的な負担感把握事例について話題提供する。今後の人を中心とした協働化、協調化の課題と展望について議論する。
吹田 和嗣 氏
17:15

17:30
[各団体からの告知]
  組込みシステム産業振興機構
17:30
[閉会]
  組込みシステム産業振興機構 事務局

お問合せ
 組込みシステム産業振興機構 企画広報 北田、橋本
 Mail : 
 TEL  : 072-751-9951
 

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