本セミナーでは、人工知能(AI)技術の活用に関する最新の取り組みをご紹介します。AIは製造現場などの自動化機器(FA機器)にも活用が進んでいますが、その効果を最大限に引き出すためには、現場の特性や業務内容について深く理解することが重要です。
また、AI技術をより実用的なものにするための研究開発についても取り上げ、ビジネスの現場でAIをどのように活かせるのか、具体的な事例を交えて解説します。AIに興味のある方から、現場での活用を検討している方まで、幅広い方に役立つ内容となっております。
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AIの最新研究・活用事例セミナー |
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2025年3月28日(金) 15:00~17:15 |
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AIの最新動向に関連する技術分野に興味のある方 |
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完全オンライン(無料) |
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お申込みはこちら
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主催:組込みシステム産業振興機構(ESIP) 共催:(国研)産業技術総合研究所 |
スケジュール
講演①
15:00~16:00
「人工知能技術の機械装置への適用」
~ドメイン理解なくしてAIは成り立たない~
国立研究開発法人 産業技術総合研究所
人工知能研究センター
招聘研究員 兼村 厚範 氏
(講演概要)
画像認識性能の飛躍的向上とともに始まった人工知能(AI)ブームは、囲碁グランドマスターの敗北、生成AIの隆盛、2024年ノーベル物理学賞受賞などの象徴的なイベントを経て、さまざまな分野で我々の社会の中に普及しつつある。本講演では、そもそもAIとはどのようなものかを歴史を振り返ることで解説するとともに、機械装置にAI技術を適用していく際には適用対象のドメイン理解とそれに応じた課題設計が重要であることを述べる。
講演②
16:00~17:00
「最適化AI技術の事業適用」
~技術者の期待に応える研究開発~
三菱電機株式会社 情報技術総合研究所
AI研究開発センター
主任技師長 増井 秀之 氏
(講演概要)
最適化AI技術は、これまで技術者が専門知識と独自のノウハウに基づいて行ってきた機器の設計や調整を自動化するための技術である。近年、生産現場では多品種少量生産が求められ、作業の工数が増加し、人手不足が大きな課題となっている。そこで弊社では、最適化AI技術の導入により技術者の負荷を軽減することを目指している。
事業適用の際には、ドメイン側の技術者と議論をする中で、学術的にはあまり取り組まれてはいないものの重要な課題に直面することがある。弊社AI研究開発センターでは、そのような課題に対して、事業的にも学術的にも価値がある基盤技術を提供できるよう研究開発に取り組んでいる。
本講演では、最適化AI技術の中でも最も注目されている手法の1つであるベイズ最適化を概説し、弊社の研究開発の事例を紹介する。
開催団体告知
17:05 ~ 17:15
組込みシステム産業振興機構 春日 正博
お問合せ
組込みシステム産業振興機構 企画広報 春日、橋本
Mail :
TEL : 072-751-9951