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組込みのための要求工学D01-03

講義概要

講義日時:2017年7月4日 9:30~17:30

要求工学(ソフトウェア開発における要求仕様化プロセスを工学的に定式化する技術)について、安全要求の抽出確認手法など、組込み向けに講義する。

講師名古屋大学  山本 修一郎

1977年名古屋工業大学情報工学科卒業。1979年名古屋大学大学院工学研究科情報工学専攻修了。同年日本電信電話公社入社。2002年(株)NTTデータ 技術開発本部 副本部長。2007年同社初代フェロー、システム科学研究所 所長。2009年東京工業大学 統合研究院 医療情報プロジェクト 特任教授。同年名古屋大学 情報連携統括本部 情報戦略室 教授。2016年より、同大学院情報科学研究科教授。ソフトウェア工学、要求工学、ICカードプラットフォーム、ユビキタスコンピューティング、知識創造デザインの研究に従事。


講義内容

要求工学の目的を理解するとともに、組込みシステム開発で重要となる実践的な要求工学手法について学ぶ。とくに、安全性などの非機能要求、ゴール指向要求工学、状態モデル、要求レビューなどを総合的に結び付けて解説する。なお組込みシステムの共通事例として、「話題沸騰ポット要求仕様書」「ASTER自動販売機ユースケース仕様書」などを分析する。

講義内容

  1. 要求工学の目的と位置づけ
  2. 要求工学プロセス
  3. 組込みシステムの要求と参照モデル
  4. 組込みシステムの安全要求抽出確認手法
  5. 演習

受講要件

【受講要件】
なし
【事前学習のポイント】
組込みシステムの安全要求についての課題や、記述する上での必要条件を列挙しておくこと

教科書

  • 講義2週間前に電子ファイル送付(事前学習を推奨) 

講義に関連する解説記事・参考文献等

  • 山本 修一郎(著)、要求定義・要求仕様書の作り方、ソフト・リサーチ・センター、2006
  • 山本 修一郎(著)、ゴール指向によるシステム要求管理、ソフト・リサーチ・センター、2007
  • 山本 修一郎(著)、非機能要求とゴール指向要求定義、情報処理学会誌、vol.49、No.4、pp.371-379、 2008
  • 山本 修一郎(著)、独立検証確認と形式手法がもたらすソフトウェア開発プロセスの改革, IPA SEC Journal, vol.6, no.3, pp.146-149, 2010
  • 山本 修一郎(著)、 要求工学、ビジネスコミュニケーション、
    http://www.bcm.co.jp/site/youkyu/

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