実装演習科目は、近年の組込みシステムにおいて、そのシステムの大半の機能をになうFPGA回路開発を体験しながら、ソフトウェア設計とハードウェア設計の役割を理解できるプログラムです。また、講座を通して擬似的なシステム開発を最初から最後まで体験することで、以後の業務ですぐ活かせる仕方で修得します。更に、ボードへ部品を実装するという、ソフトウェア技術者が通常行わない分野の講座を通し、ハードウェア側の作業を体験することで、視野を広げることを期待する。
組込み適塾全体の目指す人材像にのっとり、実装演習科目の受講者は「組込みソフトウェア技術者が、ソフトウェアだけでなくハードウェアの基礎・システム開発の基礎を理解し、将来の開発プロジェクトリーダとして活躍出来ること」を目指します。
講義日時:2017年9月6日~8日・20日~22日 9:30 〜17 : 30
日付 | 時間帯 | 講座ID | 講座名 | 担当講師 |
1日目 | 9:30- 9:40 |
- | ガイダンス | 三菱電機マイコン機器ソフトウエア株式会社 高良 秀治 |
9:40- 12:30 |
J02-01 | マイコンの基礎
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13:30- 17:30 |
J02-02 |
FPGAの基礎
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2日目 | 9:30- 12:30 |
J02-03 |
ボードを使った組込みソフト実習①
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13:30- 17:30 |
J02-03 |
ボードを使った組込みソフト実習②
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3日目 | 9:30- 12:30 |
J02-04 | RXマイコンの効果的な使い方①
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ルネサスエレクトロニクス株式会社 藤澤 幸穂 |
13:30- 17:30 |
J02-04 |
Xマイコンの効果的な使い方②
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4日目 | 9:30- 11:00 |
J02-05 | マイコンとFPGAの速度差比較
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三菱電機マイコン機器ソフトウエア株式会社 高良 秀治 |
11:00- 15:30 |
J02-06 | FPGA実践(プロセッサ設計)
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15:30- 17:30 |
J02-07 | 組込みシステム実践①
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5日目 | 9:30- 11:30 |
J02-07 | 組込みシステム実践②
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三菱電機マイコン機器ソフトウエア株式会社
高良 秀治 |
11:30- 17:30 |
J02-07 |
組込みシステム実践③
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6日目 | 9:30- 12:30 |
J02-07 |
組込みシステム実践④
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三菱電機マイコン機器ソフトウエア株式会社 高良 秀治 |
13:30- 15:30 |
J02-08 | まとめ・報告会資料の作成 | ||
15:30- 17:30 |
J02-09 | 報告会 | 大阪大学 尾上孝雄 三菱電機マイコン機器ソフトウエア株式会社 高良 秀治 |
ワンチップマイコンRX210の基礎知識を習得する。
RX210の機能を使った組込みソフトウェア開発手順の体験実習を行う。
論理回路の基礎とFPGA回路開発に必要な基礎知識を習得する。
論理回路設計を始めるにあたり、論理回路の基礎と記述言語の基礎を学ぶ。
RX210の内蔵機能と周辺回路の制御を実機演習を通して体験する。
論理回路設計を始めるにあたり、論理回路の基礎と記述言語の基礎を学ぶ。
講座名「RXマイコンの効果的な使い方」
RXマイコンの効果的な使い方を学ぶ
スタートアップ/割込み動作の概要
リセット起動からmain関数が起動されるまでのメカニズムの解説。
RXマイコンのアセンブラ概要
アセンブラ言語の紹介
開発ツールHEWのコード効率化を行うオプションの体験。
ルネサス社製の既存マイコンからの移植性の紹介。
内蔵温度センサー、イベントリンクコントローラ等のRX210の特徴的な機能説明。
講座名「マイコンとFPGAの速度差比較」
組込みソフトウェアとハードウェアの速度差をボードを使って体験する。
RX210マイコンとFPGAのそれぞれに、「0.1秒のカウンタ動作」と「加算乗算」を行わせ、時間に差が出ることをボード上で体験する。また、その速度差が起きる要因を解説する。
講座名「FPGA実践(プロセッサ設計)」
FPGA上に4Bitのプロセッサを搭載し、そのプロセッサ上で簡単な組込みソフトウェアを動作させる。
4Bitプロセッサの設計と作成実習を行う。このプロセッサ上で動作する簡単な組込みソフトウェアの作成をアセンブラで行い、ハンドアセンブルでマシンコードまでの作成を行い、実機で動作させる。これにより、マシンコードの解読動作やプログラムカウンタ動作などの、プロセッサコアの基本動作を学ぶ。
講座名「組込みシステム実践」
ステッピングモータを題材に組込みシステム開発の一連の設計を疑似体験することで、マイコンおよびFPGAの効果的な使い方を理解するとともに、組込みシステムの勘所を体得する。
講座名「まとめ・報告会資料の作成」
6日間の講座を通して、修得した事項のまとめ、報告会資料の作成。
講座名「報告会」
6日間の講座を通して、修得した事項の報告会。受講生の上長にも参加いただく。
報告内容は、担当講師にて採点し、優秀な受講生には表彰を行う。
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