講義概要
ハードウェアがインターネットに接続され、様々な実データがセンシングされ、それを分析する仕組みであるIoTにより、様々な分野での新たな価値創出が期待されている。本講義では分野別のグローバルなトレンド、事例を中心に、IoTによる価値化の現状と解決すべき課題について解説する。
講師
- 所属
- パナソニック株式会社
- 講師名
- 梶本一夫
1986年、京都大学大学院工学研究科情報工学専攻修了、同年 松下電器産業(株)(現パナソニック)入社.。以降、OS、ビデオ編集システム、音楽配信システム、地デジ送出システムのPLを経て、家電プラットフォーム「ユニフィエ」のチーフアーキテクト。さらにクラウドCTOを経て、現在、パナソニック全社のソフトウェア戦略担当。
講義内容
- IoT・クラウドが生み出す価値、日本の弱み、強みへの処方箋
- 家電・住宅でのコトづくり事例・業界動向
- 自動車でのコトづくり事例・業界動向
- B2Bでのコトづくり事例・業界動向
- 4.2 産業機器(工場)のIoT化
- 4.2 その他B2Bでのトピックス
- IoTにおけるセキュリティ、コンプライアンス、OSS、ビジネスモデル
受講要件
- 【受講要件】
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- アーキテクチャ設計コースベース科目終了程度の知識があること、組込み・クラウドの用語についてある程度の知識・知見があること。
- 【事前学習のポイント】
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- IoTの事例など、予めインターネット等で収集していると理解が深まる。
教科書
- 講義2週間前に電子ファイル送付(事前学習を推奨)
講義に関連する解説記事・参考文献・図書等
- W3C Web of Things Architecturehttp://w3c.github.io/wot/architecture/wot-architecture.html
- つながる世界の開発指針(案)http://www.ipa.go.jp/files/000051127.pdf