講義概要
μITRONを使用した組込みプログラミングの基礎を、マイコンボードを用いたプログラミング演習を通じて学ぶ。
講師
- 所属
- ルネサス エレクトロニクス(株)
- 講師名
- 平井 雅子
1989年三菱電機セミコンダクタソフトウェア(株)教育部(現ルネサス半導体トレーニングセンター)入社。アセンブリ言語、C言語、組み込みC言語、リアルタイムOS(μITRON)の教育に従事。教育用μITRON製作やトロン協会主催セミナー講師などの経験あり。近年は、主に企業向け新人研修(マイコン入門~リアルタイムOS)を担当。2013年よりトロンフォーラム(旧トロン協会)の学術・教育WGメンバとして活動中。
講義内容
μITRON上で動作するアプリケーションプログラムを開発するために必要な基礎知識を学ぶ。μITRONは、リアルタイム性が要求される制御系の組込みシステムで広く使われているので、組込みシステム開発に従事する技術者にとって有効である。- 講義内容
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- リアルタイムOS(Real-time operating system)の基本的な仕組みの理解
- μITRONの基本的なサービスコールの理解
- μITRONを用いたアプリケーションプログラム開発技術の実習を通じた獲得
- タスク管理機能とタスク付属同期機能の演習(両者の機能と違い)
- セマフォの演習(セマフォによる排他制御の演習)
- イベントフラグの演習(イベントフラグによるデータの受け渡し演習)
- データキューの演習(データキューによるデータの受け渡し演習)
- メールボックスの演習(メールボックスによるデータの受け渡し演習)
- 固定長メモリプールの演習(固定長メモリプールによるメッセージの演習)
- 総合演習(タスク設計とサービスコールの選択)
受講要件
- 【受講要件】
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- マイコンに関する基礎知識とC言語文法の基礎知識があれば望ましい。
- 【事前学習のポイント】
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- サービスコール実行後のタスクの動作
教科書
- 講義2週間前に電子ファイル送付(事前学習を推奨)
講義に関連する解説記事・参考文献・図書等
- https://www.renesas.com/ja-jp/support/technical-resources/books.html にて紹介
「RXマイコンのすべて 基礎編」 電波新聞社、「SuperHで学ぶμITRON仕様OS」 電波新聞社