第13回組込み適塾

  • D04-01
組込みシステム開発管理の実践技法

講義日時:2020年9月17日 9:30~ 17:30

講義概要

組込みシステムの開発ではハードウェア開発、ソフトウェア開発が同時並行で進められるという特徴を持っています。このため組込みシステム開発を円滑に進めるためには開発管理が極めて重要になります。講義では、組込みシステムの開発管理において留意すべき点を理解した上で、システム開発でよく活用されている管理技法をどのように活用すればよいのか演習などを交えて習得することを目標にします。

講師

所属
千葉工業大学
講師名
小笠原秀人
千葉工業大学社会システム科学部プロジェクトマネジメント学科。専門は品質管理、プロセス改善、ソフトウェア工学。2017年まで(株)東芝にてソフトウェア品質管理技術の研究やソフトウェアプロセス改善活動の普及・展開に従事。主な学外の活動としては、派生開発推進協議会運営委員、ソフトウェア技術者協会代表幹事など。所属学会は、電子情報通信学会、情報処理学会、IEEE、プロジェクトマネジメント学会、国際P2M学会、ソフトウェア科学会。

講義内容

プロジェクトを成功に導くためには、(1)実現可能な開発計画を立案し、(2)その計画に従ってプロジェクトを運営しな がら、(3)プロジェクトの途中で発生する諸問題やリスクに適切に対応する必要があります。本講義では、(1)~(3) を実践するために役立つ考え方や技法を学ぶ。

講義内容

<基本編>
  • 1.プロジェクトマネジメントからみた組込みシステム開発の特徴
  • 2.ソフトウェア開発管理
  • 3.開発計画の策定
  • 4.工程管理と進捗管理
  • 5. レビュー計画と課題管理
  • 6.構成管理と不具合管理
<応用編>
  • 7. ハードウェア開発計画と整合性を取った計画
  • 8. ハードウェア開発と連動した進捗管理・リスク管理

受講要件

【受講要件】
  • 実際にプロジェクトの一員として開発を経験していることが望ましい
【事前学習のポイント】
  • 一般的なソフトウェア開発の流れなどをひと通り確認しておくことを推奨

事前学習教材

  • 【教科書】講義2週間前に電子ファイル送付(事前学習を推奨)

講義に関連する解説記事・参考文献・図書等

  • 組込みソフトウェア向け開発プロセスガイド(翔泳社 2007年)
  • 組込みソフトウェア向けプロジェクトマネジメントガイド(翔泳社 2006年)