第14回組込み適塾

  • D01-02
組込みシステムのためのUX設計【演習】(午後半日)

講義日時:2021年6月28日 14:00~17:30

講義概要

製品やシステム、サービスを通じて優れ経験を提供するためには、最も上位レベルのコンセプトとして ユーザー にどんな体験をしてもらうかを設計する必要がある。本講義では、開発の初期段階における ペルソナ手法を用い たUX設計の考え方と手法を具体的なワークを交えて習得する。

講師

所属
株式会社mct
講師名
白根英昭
1988年大伸社に入社。2002年にペルソナ(象徴的な顧客像)やエスノグラフィー(人類学の手法を応用した調査方 法)等の活用によるイノベーションのコンサルティングサービスを開始。一橋ビジネスレビュー (2007年)、日経情報 ストラテジー(2008年)、ダイヤモンドハーバードビジネスレビュー(2010年)等に寄稿。2014年11月より株式会社mct代表取締役社長。ペルソナ&カスタマエクスペリエンス学会理事。

講義内容

  1. 人間中心デザインとUX
    • 人間中心デザインとは
    • UI(ユーザーインターフェイス)からUX(ユーザーエクスペリエンス)へ
    • 「顧客の時代」のビジネスとUX
    • UX設計の目標
  2. UXを理解する
    • UXの定義
    • UXを顧客経験モデルで紐解く
    • 3つのレベルのユーザーゴール
  3. UX設計のためのリサーチ
    • マーケティングリサーチとデザインリサーチの違い
    • 代表的なデザインリサーチ手法とポイント
    • デザインリサーチからインサイトを得る
    • ペルソナ/カスタマージャーニーマップ
  4. UXのコンセプト設計
    • UXコンセプト設計の考え方
    • アイデアを発想する
    • アイデアを組み合わせる
    • コンセプトを視覚化する
  5. UXコンセプト設計ワークショップ
    • エスノグラフィックインタビューの映像視聴
    • データ抽出、分類、ラベリング
    • ペルソナのゴール定義
    • アイデア開発~評価~コンセプト定義

受講要件

  • Miroの基本操作ができること(付箋への文字の記入と付箋の移動)

受講にあたって必要な準備

  • ・MiroとZoomを同時に立ち上げて作業が可能なスペックのPC/通信環境。
  • ・Miroの無料アカウントの取得を推奨します。

講義に関連する解説記事・参考文献・図書等

  • ・イノベーターのための問題解決法 DIAMONDハーバードビジネスレビューオンライン
     http://diamond.jp/category/hbr_ethnography
  • ・高井紳二(編)、実践ペルソナ・マーケティング 製品・サービス開発の新しい常識、日本経済新聞出版社