講義概要
製品やシステム、サービスを通じて優れ経験を提供するためには、最も上位レベルのコンセプトとして ユーザー にどんな体験をしてもらうかを設計する必要がある。本講義では、開発の初期段階における ペルソナ手法を用い たUX設計の考え方と手法を具体的なワークを交えて習得する。講師
- 所属
- 株式会社mct
- 講師名
- 白根英昭
1988年大伸社に入社。2002年にペルソナ(象徴的な顧客像)やエスノグラフィー(人類学の手法を応用した調査方 法)等の活用によるイノベーションのコンサルティングサービスを開始。一橋ビジネスレビュー (2007年)、日経情報 ストラテジー(2008年)、ダイヤモンドハーバードビジネスレビュー(2010年)等に寄稿。2014年11月より株式会社mct代表取締役社長。ペルソナ&カスタマエクスペリエンス学会理事。
講義内容
- 人間中心デザインとUX
- 人間中心デザインとは
- UI(ユーザーインターフェイス)からUX(ユーザーエクスペリエンス)へ
- 「顧客の時代」のビジネスとUX
- UX設計の目標
- UXを理解する
- UXの定義
- UXを顧客経験モデルで紐解く
- 3つのレベルのユーザーゴール
- UX設計のためのリサーチ
- マーケティングリサーチとデザインリサーチの違い
- 代表的なデザインリサーチ手法とポイント
- デザインリサーチからインサイトを得る
- ペルソナ/カスタマージャーニーマップ
- UXのコンセプト設計
- UXコンセプト設計の考え方
- アイデアを発想する
- アイデアを組み合わせる
- コンセプトを視覚化する
- UXコンセプト設計ワークショップ
- エスノグラフィックインタビューの映像視聴
- データ抽出、分類、ラベリング
- ペルソナのゴール定義
- アイデア開発~評価~コンセプト定義
受講要件
- Miroの基本操作ができること(付箋への文字の記入と付箋の移動)
受講にあたって必要な準備
- ・MiroとZoomを同時に立ち上げて作業が可能なスペックのPC/通信環境。
- ・Miroの無料アカウントの取得を推奨します。
講義に関連する解説記事・参考文献・図書等
- ・イノベーターのための問題解決法 DIAMONDハーバードビジネスレビューオンライン
http://diamond.jp/category/hbr_ethnography - ・高井紳二(編)、実践ペルソナ・マーケティング 製品・サービス開発の新しい常識、日本経済新聞出版社