講義概要
組込み用OSやドライバ、ライブラリが実装済みの、C/C++言語プログラムを実行できる汎用組込みプラットフォーム(*)を活用し、入出力のON/OFF制御やデジタル/アナログデータの取り込み、上位パソコンとの通信を学習する。 (*)本講座では組込みプラットフォームとして三菱電機製C言語コントローラを使用する講師
- 所属
- 三菱電機株式会社
- 講師名
- 松本卓也
昭和62年、三菱電機関西コンピュータシステム(株) (現:三菱電機インフォメーションシステムズ(株) )入社。大型汎用コンピュータでの基幹業務システムの企画・開発に従事。平成26年より三菱電機(株)にて各種FA製品/ソリューションの技術サポート業務に従事。
講義内容
- ■組込みプラットフォームによる制御の基礎(I/O制御、アナログI/O制御、Ethernet通信制御)
- 実習で使用する組込みプラットフォームとその開発環境を学習し、実際にプログラミング・操作する。使用する組込みシステムプラットフォームの特長、開発ツール、システム構成を学び、簡単なプログラミングを行うことで、開発環境を操作してみる。
- ■組込みプラットフォーム応用(外部信号取り込みからフィードバックまでの制御技術)①
-
- 入出力信号取り込みと通信について学ぶ
-
- 入出力演習
- 実習機の構成と入出力番号
- ユニットの設定ツールの操作(設定、モニタ、診断)
- デジタル入出力ユニット、アナログ入出力ユニットのプログラム実習
- 発展的プログラム例とIoTへの応用
- ①上位パソコンやデータベースとの通信について
ソケット通信、FTP通信、シリアル通信に関する学習 - ②水面制御実習機を用い、ディップスイッチ設定やアナログ電圧値の変化を通信を利用して制御する。
- ①上位パソコンやデータベースとの通信について
- 入出力演習
- ■組込みプラットフォーム応用(外部信号取り込みからフィードバックまでの制御技術)②
- これまでの演習を踏まえた総合演習を行う。
組込みプラットフォームとタッチパネルを利用して、すごろくゲーム(≒模擬アンドン)を開発する。
すごろくゲームのプログラム設計や製作を通じて、入出力信号の取り込みやパソコンとの交信に関する理解を深める。 - ■報告会
受講要件
- 【必要なスキル・知識】
-
- C言語での基礎的なプログラミングの経験を有する方
- 組み込みシステム設計プロセスに興味を持っている方
受講にあたって必要な準備
- 講義2週間前に電子ファイルでテキストを提供(事前学習を推奨)
- PC等の機材はすべて会場に用意されてるため、受講生による準備は不要。