第17回組込み適塾

  • D01-05
組込みシステムにUMLを使う方法基礎と適用事例紹介

講義日時:2024年7月5日 9:30~ 17:30

講義概要

これからの搭載ソフトウェアの開発価値は、相互接続性によって決まります。どんなに小さな電気製品であってもIoTという巨大なシステムのメンバーとして振舞えることで価値を主張できるわけです。このような接続できる機器では広い視野に立ったユースケース、テストシナリオなどを設計要件として考える必要があります。事例を通じて視覚的なモデリング技術の意味と使い方を学んでください。

講師

所属
株式会社 東陽テクニカ
講師名
二上貴夫
(株)東陽テクニカ・フェロー/信州大学特任教授。産業や科学研究用途の計測システム開発と組込みソフトウェア開発技術の普及活動に従事。

講義内容

午前
  • ・Part1. オープンイノベーションと開発
    • - エアモビリティの開発とUML
  • ・Part2. 産業用計測システム開発でのモデリング・ケーススタディ
    • - クラス・インスタンスを用いた計測システムのモデリングと発明
午後
  • ・Part3. 組込みシステム開発でビジュアル・モデルを使う基礎
    • - UMLには含まれないが補完的な周辺モデル
  • ・Part4. xtUMLの基礎と演習
  • ・Part5. ケーススタディ
    • - コンセプト提示 スポーツ分析
    • - チーム作業 MDDチャレンジ飛行船開発
    • - 発明思考 光スリップリング
  • ・Part6. ライフワークと補足

受講要件

  • ・MS-Excelが自由に操作できること
  • ・初等Cプログラミングを大学、学校、企業研修などで受講または自習していること。
  • ・UMLの記法(データモデル、振る舞いモデル)について基礎知識があること(組込み適塾のUML基礎講座(D01-04)受講していることが好ましい)。
  • ・もしも受講要件に不足がある場合、下記の参考文献・図書に示したCプログラミングとUMLモデリングの初等レベルの教科書に目を通してください。

受講にあたって必要な準備

  • 演習にExcelを使用します。

講義に関連する解説記事・参考文献・図書等

  • ・スッキリわかるC言語入門 中山 清喬 (著)
  • ・新・明解C言語 入門編 (明解シリーズ)  柴田 望洋 (著)
  • ・概念モデリングワークショップ基礎編 - 現実世界のための概念モデリング
      https://www.slideshare.net/HiroshiOta4/conceptual-modeling-for-real-world
  • ・UML超入門 http://objectclub.jp/technicaldoc/uml/umlintro
  • ・電気工学ハンドブック 2013、36編4章 組込みソフトウェア開発
  • ・Russ Miles,Kim Hamilton(著)、原隆文(訳)、入門UML2.0、オライリー・ジャパン
  • ・JIS19501 オープン分散処理-統一モデル化言語(UML)1.4.2版