講義概要
テストアーキテクトに求められるソフトウェアプロダクトの品質目標策定スキルと、テスト結果の分析、フィードバックスキルをあ養成します。現場のノウハウを交えた講義に加えて、ワークショップ形式の演習を多く取り入れ、現場において、自分の力で、品質目標を策定し、レビュー、テスト計画を行い、不具合結果のデータを分析し、リスクを予想する考え方を学びます講師
- 所属
- バルテス・ホールディングス株式会社
- 講師名
- 石原一宏
バルテス・ホールディングス株式会社 品質ビジネスイノベーション部部長としてテスト技法の開発・研究、社内・社外の技術研修・教育業務、プロセス改善コンサルティング業務に従事する。著書に『ソフトウェアテストの教科書』(ソフトバンククリエイティブ刊/共著)、『いちばんやさしいソフトウェアテスト』(技術評論社刊/共著)
- 所属
- バルテス・ホールディングス株式会社
- 講師名
- 江添智之
様々な開発業務にプログラマ、システムエンジニア、プロジェクトリーダーとして携わった後、テストエンジニア・コンサルタント業務に従事。現職では主にテスト業務に関する研究開発および人材育成を担当。著書に『ソフトウェアテストの教科書』(ソフトバンククリエイティブ刊/共著)、「アジャイル開発の品質管理」「一から分かる! テスト自動化」(@IT連載記事)
講義内容
●講義:「品質目標と策定」と「テスト結果の分析・フィードバック」
前半の「品質目標の策定」では、テストアーキテクトに求められる、ソフトウェアプロダクトの品質目標、品質観点の抽出・策定スキルを学びます。これにより、設計工程のレビュースキル、テスト計画、設計スキルの向上を図ります。そして、後半の「テスト結果の分析・フィードバック」では、前半で策定した品質目標・観点から、テスト結果を分析し、改善PDCAの回す上で有用なフィードバックコメントを出すトレーニングを行います。テスト専門会社のこれまでのテストプロジェクトのノウハウを加味して、小規模プロジェクトから大規模プロジェクトまで、「現場で使える」品質管理手法を講義します。
●ワークショップ:
・ソフトウェアプロダクト品質分析
目の前のプロダクトから、定性的な品質分析を行い、優先度の高い品質項目を漏れ抜けなく、効率的に抽出するトレーニングを行います。
・不具合分析
テスト進捗と不具合数を表したグラフから、実際に現場で起こっているトラブルを分析し、適切なフィードバックを行うトレーニングを行います。
受講要件
- 【受講要件】
- ソフトウェアテストに関する基礎的な知識があり、実際にテストプロジェクトに従事した経験が1年以上あること。あるいはテストのマネジメント経験があること
- 【事前学習のポイント】
- 自身が参加するプロジェクトにおけるテスト結果分析の指標、手法(あれば)を振り返っておいてください。
受講にあたって必要な準備
- 講義2週間前に電子ファイルで提供(事前学習を推奨)。当日持参していただくものは筆記用具のみで結構です。
講義に関連する解説記事・参考文献・図書等
- 参考文献:『ソフトウェアテストの教科書』(ソフトバンククリエイティブ刊/石原一宏他著)