第17回組込み適塾

  • J01-04
Linuxを使用した組込みシステムの基礎

講義日時:2024年8月21日 9:30 ~ 17:30

講義概要

組込みシステムでOSにLinuxを活用する事例が増えてきている。本講義では、アプリケーションソフトの実行におけるLinuxの役割を示し、組込みシステムのために知っておきたいLinuxの基礎を簡単な演習を交えて解説する。 さらに、Linux等のOSS利用時に必要なライセンス面の対応の基礎についても解説する。

講師

大和田清志
所属
(株)ソシオネクスト
講師名
大和田清志
・1988年 松下電器産業(現Panasonic)入社、2015年 (株)ソシオネクストに移籍
・μITRON、Linux OS技術に携わり、デジタル家電機器の開発に参画、製品化
・CE Linux Forum(現Linux Foundation Core Embedded Linux Project)設立に従事
・OpenChain Japan Work Groupメンバー、OSPO SubWGサブリーダー

講義内容

  • ●はじめに(Linuxの普及)
  • ●ソフトウェアはどのように実行されているか
    • ・メモリの使われ方、プログラムの構造化(関数)
  • ●Linuxの役割
    • ・プログラムの実行環境(CPU、メモリ)の割り当て
  • ●組込みシステムで使用する際に知っておきたいLinuxの基礎
    • ・スケジューリング、メモリ管理、ブート
  • ●Linux(OSS)を効率的に活用するための開発環境
    • ・YOCTO、Git
  • ●OSSライセンス面の対応の基礎

受講要件

  • 組込み機器向けにLinux上でソフト開発をする方を対象
    Linuxの基本コマンド(cd, ls, catなど)の知識があること
  • C言語の基礎的な知識があること(変数、関数など)

受講にあたって必要な準備

  • 特になし(講義会場に準備)

講義に関連する解説記事・参考文献・図書等