第18回組込み適塾

  • B01-04
IoT システム開発における要求開発手法の実践

講義日程:2025年9月10日 9:30~ 17:30

講義概要

今後の組込み系のシステム開発では、IoTシステムとして様々なシステムとの融合が必要になり、上流の要求開発が注目されるようになった。本講義では、その一手法であるMUSEを紹介し、実習形式にて体験する。

講師

所属
(株)アクト・コンサルティング
講師名
西岡由紀子
  • ο職歴 松下電器産業(現パナソニック)にて数値解析,CADシステムの研究開発に従事。その後ディジタルコンピュータ(現YDC)にてUNIX、データベース、オブジェクト指向技術の市場導入に係わり、2005年より現職。主にDX/業務変革推進に関わるコンサルに従事
  • ο専門 IT化要求開発、モデリング手法

所属
大阪大学 
講師名
春名修介
  • 松下電器産業(現パナソニック)にて、プログラミング処理系、ソフトウェア開発環境、アーキテクチャ設計手法に関する研究開発・製品応用及び社内教育に従事。現在、大阪大学大学院情報科学研究科 招聘教授。博士(工学)

講義内容

  • IoTシステムは、機器内の機能実現の枠を超えて、ネットワークを介して様々な機能が連携するシステムオブシステムに発展しています。従来の組込みシステム開発では、機器が実現する機能は既に決まっていて、その実現方法を技術開発することが中心でした。しかし、IoTシステムでは様々なシステムが連携して、「何」を実現するシステムなのか、から考える必要があります。
    一方、IoTシステム開発では、①利害関係者が広範囲に亘ること、②サービス提供を受けるユーザーの視点でシステムを考える必要があること、③開発には多くの技術が必要となり、専門外の技術もシステムの一部として取り込む必要があるなど、これまでの開発以上に、より広い視点を持たなければならなくなっています。 このようなシステム開発では開発の上流で、関係者の持つ広範囲な要求をできるだけ集め、分類・分析を行って、要求の全体像を把握し、開発するシステムが「何のために」「何」をするものなのかを明らかにすることが重要です。具体的には、「目的」と「実現するべき機能」を明確にすることです。
    本講義では、ファクト(観察結果や衆知)を集めた結果を分類・分析するために考えられた日本発の手法であるKJ法をベースとしたMUSE法(進化型KJ法)を用いて、利害関係者がコミュニケーションを図りながら要求開発を行い、開発すべきシステムの全体像を描き、事前検討が必要な課題の洗い出しを行う一連のプロセスを演習形式にて体験して頂きます。更に、顕在化した要求をから、システム設計の基本である具現するべき機能とデータを明らかにし、システムアーキテクチャ設計につなげる一連のプロセスを紹介します.。 
  

受講要件

  • 特になし

受講にあたって必要な準備

  • 特に携行品は必要なし
  • 後日お知らせする「様々なシステムが連携した『適塾ホーム』のイメージ図」を見て、実現したいサービスを考えておくこと

講義に関連する解説記事・参考文献・図書等

  • 特になし