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モデルベースシステムエンジニアリング【WS】A01-04

講義概要

講座日程:
講座日程:2016年9月15日(1日間)
 Internet of Thingsの産業への活用が注目されており、システムとしてまとめることの重要性が増している。この講義では、システムズエンジニアリングプロセスを理解した上で、モデルベースでシステムをまとめる手順を示す。システムモデルの記述にはSysML(Systems Modeling Language)を用い、システムに必要な機能の抽出とそれを実現するためのコンポーネントへの割り当ての考え方を学ぶことを目的としている。

講師慶應義塾大学   西村秀和

2007年4月より慶應義塾大学教授、2008年4月よりシステムデザイン・マネジメント研究科設立にともない同研究科教授。モデルベースシステムズエンジニアリングの教育、研究に従事。MBSE、SysMLを用いたシステム開発に関する企業との共同研究、多数。著書にシステムズモデリング言語SysML(翻訳)、デザイン・ストラクチャー・マトリクス(翻訳)の他、MATLABによる制御理論の基礎/制御系設計がある。

講義内容

  Internet of Thingsの産業への活用が注目されており、これらを含む製品やサービスなどのシステム開発が求められています。この講義では、システムズエンジニアリングプロセスを理解した上で、モデルベースでこれを進めるための手順を学ぶことができます。 システムモデルの記述にはSysML(Systems Modeling Language)を用い、構造/振る舞い/要求/パラメトリック制約の4つの柱でシステムをモデリングすることの意味を理解してもらいます。
 システムアーキテクチャを得るためのアプローチとして、コンテキストレベルからシステムに必要な機能の抽出を行い、アナリシスレベルでの機能の分解とそれを実現するためのコンポーネントへの割り当ての考え方を学びます。システムモデリングでは、事例を示すとともに、グループワークによる演習を交えます。

講義内容

  1. システムズエンジニアリングプロセスとシステムアーキテクチャとシステムモデルル
  2. システムをモデルで記述することのメリット、SysMLによるシステムモデル記述
  3. 機能の抽出と、機能と性能のコンポーネントへの割り当て
  4. システムモデリング演習 コンテキスト分析と機能分析と総合

受講要件

企業等での製品やサービスの開発経験者

教科書

講義2週間前に電子ファイル送付(事前学習を推奨)

講義に関連する解説記事・参考文献等

独立行政法人情報処理推進機構 技術本部 ソフトウェア高信頼化センター
複雑化する統合システム(SoS)の開発方法論 モデルベースシステムズエンジニアリング導入の手引き (http://www.ipa.go.jp/sec/reports/20130823.html) 2013年8月23日公開

「先進的な設計・検証技術の適用事例報告書 2015年度版」、 15-A-14 自動車のパワーバックドアシステム開発のためのモデルベースシステムズエンジニアリングの適用(https://www.ipa.go.jp/sec/reports/20151118.html) 2015年11月18日公開

西村 秀和(監訳)、白坂成功,成川輝真,長谷川堯一,中島裕生,翁志強(翻訳)

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