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組込みソフトウェア設計論D01-07

講義概要

講座日程:2016年7月12日(1日間)

制御系システムでは、センサから入力したデータを、計算し、アクチュエータを駆動する制御信号を出力する。組込みソフトウェアは、これらの処理を、リアルタイムに実行することが求められている。本講義では、入出力および処理過程のデータに着目してモジュールを整理し、RTOSを用いてリアルタイム性を保つ設計手法を学ぶ。

講師 名古屋大学 大学院情報科学研究科  山本 雅基

1981年日本電装(現デンソー)に入社。カーエレクトロニクスの黎明期に、ナビゲーションシステムやエキスパートシステムなどのソフトウェアの研究・開発に従事し、後にデンソークリエイトにおいてソフトウェア事業を推進。2004年名古屋大学へ移籍。大学院情報科学研究科附属組込みシステム研究センターで、企業でのソフトウェア研究・開発・事業の経験を活かした実践的な人材育成に従事。特任教授。

講義内容

  1. 設計という仕事
    • ・産業実態調査
    • ・開発プロセス
    • ・設計書を書くための基礎力
  2. 設計技術の基本としての構造化
    • ・手続き、まとまり、状態遷移
  3. データ中心設計
    • ・技術動向
    • ・データ中心設計の方法
  4. 組込みプログラムの構造
    • ・時間同期
    • ・イベント駆動
  5. 設計に必要な知識
    • ・設計に必要なハードウェアの知識
    • ・設計に必要なリアルタイムOSの知識

受講要件

ソフトウエアの設計経験があること。組込みプログラムの開発経験があればなお良い。

教科書

講義2週間前に電子ファイル送付(事前学習を推奨)

講義に関連する解説記事・参考文献等

・設計書例”04_アーキテクチャ設計書_20090917.doc” (倒立二輪走行車の制御プログラム設計書)
このファイルは,NEP公開講座(http://www.nces.is.nagoya-u.ac.jp/NEP/index.html) Webページ内にある配布教材(http://www.nces.is.nagoya-u.ac.jp/NEP/materials/)一覧表の「3.リアルタイム制御アプリケーション開発実習教材」一式に含まれる。

・NEPブログの一部(工業製品の開発において設計の質を追求する価値)
アーツ&クラフツ(http://www.nces.is.nagoya-u.ac.jp/NEXCESS/blog/index.php?itemid=265

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