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コンカレントシステムD03-03

講義概要

講座日程:2016年8月9日(半日間)

コンカレントシステムは、複数の処理が並行に実行されるシステムであり、設計やテストが困難であるという欠点を持つ。本講義では、コンカレントシステムの理論における重要事項を学ぶとともに、Java言語を用いてプログラムを実際に作成することで、コンカレントシステムに典型的な問題やその解決方法について学習する。

講師  大阪大学 土屋 達弘

大阪大学大学院情報科学研究科にてコンピュータ工学、特に分散アルゴリズム・モデル検査・ソフトウェアテスト・信頼性評価/最適化に関する研究に従事。21st IEEE Pacific Rim International Symposium on Dependable Computing (PRDC 2015) プログラム委員長。

講義内容

  1. 基礎概念
    • ・コンカレントシステムの特徴と課題
  2. コンカレントプログラム
    • ・Java言語のマルチスレッドプログラム
    • ・危険領域と相互排除
    • ・状態遷移図による解析
  3. セマフォ
    • ・概要
    • ・生産者
    • ・消費者問題
    • ・デッドロックと哲学者の食事問題
  4. モニタ
    • ・概要
    • ・条件同期と生産者
    • ・消費者問題
    • ・安全性と活性
  5. まとめ
    • ・関連する話題

受講要件

プログラミングの経験があること。

教科書

講義2週間前に電子ファイル送付(事前学習を推奨)

講義に関連する解説記事・参考文献等

  • 「マルチスレッド化Javaアプリケーションの作成」Alex Roetter著、developerWorks、2001年2月. (http://www.ibm.com/developerworks/jp/java/library/j-thread/)
  • 「増補改訂版Java言語で学ぶデザインパターン入門【マルチスレッド編】」結城浩著, ソフトバンクパブリッシング, 2006.

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