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グリーンICT【WS】J01-08

講義概要

講義日程:2016年7月27日(1日間)

ICTは社会的命題である人間の活動のグリーン化を実現するために中心的な役割を果たす。同時に、グリーン化の側面のみならず、IoTによる産業構造の変革に代表されるような、ICTを中心とした新たなビジネスモデルの創出が強く期待されている。本講義では、ICTを取り巻く状況と課題、および新たな展開について議論する。

講師 大阪大学 サイバーメディアセンター  松岡 茂登

2009年からNTT環境エネルギー研究所所長、2012年からNTT情報ネットワーク総合研究所の主席研究員を経て、2013年7月より現職。その間一貫してスマートグリッド、スマートハウス、スマートビルなどのグリーンICTの研究開発とビジネス創出を推進。現在は、特に、IoTビジネスを支えるデータセンタの抜本的省エネ(AIクラウド)や欧州との連携によるIoTベースのSmart Cityの研究開発などを推進中。


講義内容

  1. ICTに関わる社会の状況
    • ・日本を取り巻く状況
  2. グリーンインターネット
    • ・ICTサービスの進化とパラダイム転換
    • ・ビジネスの状況(クラウド/IoTそしてAI)
  3. エネルギーセントリックデータセンタ(AIクラウド)
    • ・クラウドの状況
    • ・IoTを支えるグリーンクラウド
  4. エネルギーセントリックネットワーク
    • ・xEMS
    • ・IoTビジネス
  5. ビジネス創出のためのブレインストーミング
    • ・今後のビジネスの可能性と方向性

受講要件

グリーンICTやIoTに関する興味や聴講動機があれば、専門知識は求めない。ビジネスの側面からの将来の可能性や今後の方向性に関する議論に重点を置くため、積極的にその議論に取り組んでいただける事が必要。

教科書

講義2週間前に電子ファイル送付(事前学習を推奨)

講義に関連する解説記事・参考文献等

例えば、 IoTテストベッドを用いた“Experimentation as a Service (EaaS)”の実現を目的とする日欧共同プロジェクトFESTIVAL(http://www.festival-project.eu/)や、IoTビジネスを支えるデータセンタ(AIクラウド)の抜本的な省エネを実現するプロジェクト:環境省CO2排出削減対策強化誘導型技術開発・実証事業(http://www8.cao.go.jp/cstp/sangakukan/sangakukan2015/9_kankyou.pdf/ )などの国家プロジェクトを題材に講義と議論を展開する。

 

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