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機能安全を考慮したシステム要求と分析A01- 06

講義概要

講座日程:2015年8月27日(1日間)

近年、航空機、鉄道、自動車、医療機器など様々な産業機器・装置に対しては高い安全性が要求されている。このようなシステムに対し、その安全性を確保する方法として機能安全という考え方がある。機能安全の国際規格としては、電子・電気・プログラマブル電子機器に関するIEC 61508をはじめ、自動車のISO 26262、鉄道のIEC 62278 など、それぞれのシステムにおいて適合性のための評価が必要となる。 本講義では機能安全の基本概念および規格の概論から始まり、安全性に関して用いられる保証技術、分析方法論およびインテグリティレベルについて解説する。
講師
産業技術総合研究所 相馬 大輔 氏
奈良先端技術大学院大学 高井 利憲 先生
【相馬 大輔 氏】
2008年 北陸先端科学技術大学院大学 情報科学研究科 博士後期課程修了。(独)産業技術総合研究所 セキュアシステム研究部門、(株)シーエーブイテクノロジーズ併任。認証に対する工学的なアプローチ(認証工学)として安全性、セキュリティなどの保証技術や分析手法、規格認証、トレーサビリティなどに関する研究をおこなっている。

【高井 利憲 先生】
1996年九州工業大学情報工学部知能情報工学科卒。2001年奈良先端科学技術大学院大学博士後期課程単位取得認定退学(博士(工学))。産業技術総合研究所システム検証研究センター研究員などをへて、ISO/IEC JTC1/SC7/WG7 国内委員、ISO/IEC15026 System assurance co-editorを務める。現在、奈良先端大学にて「システムアシュアランス」「リアルタイムOS検証」等の演習を担当。

講義内容

  1. 機能安全規格の概論
  2. 安全性を保証する技術GSN
  3. 安全分析方法論
  4. インテグリティレベル

教科書

 講義2週間前に電子ファイル送付(事前学習を推奨)

講義に関連する解説記事・参考文献等

「特集:組込みシステム産業を支える産総研の本格研究」産総研 TODAY Vol. 11-12. (http://www.aist.go.jp/aist_j/aistinfo/aist_today/vol11_12/vol11_12_main.html)
組込みシステム技術連携研究体の活動紹介 共同研究事例:形式手法を利用した高信頼ソフトウェアのためのテスト設計技術の開発 共同研究事例:上流工程大規模テストのための技術開発 「ソフトウェア工学の道具としての形式手法」中島震著,NII Technical Report NII-2007-007J. (http://www.nii.ac.jp/TechReports/07-007J.pdf)

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